松代焼

松代焼
Matsushiro yaki

陶磁窯

( )〜 ( )


信濃国(長野県)松代の陶器で、始めは寛政年間(1789〜1800)の頃に嘉平治と称す陶工が創始したのが始まりで後に藩窯となって寺尾窯、天王山窯、荒神町窯、代官町窯の四系統に分かれ一時期は日常生活品を大量に生産して隆盛を極めるが明治維新以降は藩の庇護がなくなり次第に衰退を見せ昭和初期の頃には完全に廃窯となる。
その後、現在は古窯跡からの陶片を基に1978年頃より伝統工芸品として再興される。
尚、松代焼は廃窯後京都の陶磁器研究家内島北郎が命名したもの。

〔陶 印〕
「松代」「大日本松代造」など


落 款 ・ 印 章