古市焼

古市焼
Furuichi yaki

陶磁窯

( )〜 ( )


丹波国多紀郡古市村の焼物で 三田焼 の脇窯であると思われるがその窯の起源は不明で現存する作品に文化十二年銘がなされているので少なくともそれ以前から焼成されている。
また、 三田焼 の神田宗兵衛が同地に来て青山藩侯の好み物を造り、篠山窯が開窯すると廃窯となったとされる説があり有力。
肥前焼に似た花鳥染付けや青磁が特徴で主に器物や徳利などを製作、銘には「丹波古市焼」と染付けで描かれた物がほとんどだが現存は少ない。


落 款 ・ 印 章