小杉焼

小杉焼
Kosugi yaki

陶磁窯

( )〜 ( )


越中国(富山県)射水郡小杉町の焼き物で同地の与右衛門と称す陶人が天保年間の頃に創業し、以降3代まで家業を成したが明治年間中頃に廃業となる。
初代与右衛門は全国の窯場で修行を10数年重ね、特に相馬焼の技法に力を入れて帰郷後に在平野山の陶土を用いて作陶を開始、作品では花瓶、茶碗、水指、急須などの茶器類やそのほか徳利、盃などの酒器類に優れた技術を発揮、主に絵付けなどは無く造形と釉薬の発色を基本とした陶器を製作した。

〔陶 印〕
ほとんどが無印。少ないが「瓢箪枠に小杉・古杉」釘彫り「小杉」「古杉」など


落 款 ・ 印 章