尾呂焼

尾呂焼
Oro yaki

陶磁窯

( )〜 ( )


尾張国(現愛知県瀬戸市下半田川尾呂)で焼かれていた焼き物で享保年間(1716〜36)の頃に製造されていたものとされており、また、当時の禁制を犯して密造していた窯とされている為、その現存は極めて少ない幻の焼き物とも言われる。
発掘品から推測されるに茶碗、水指、徳利、仏具などがあり皿、器といった生活用品の類は極めて少なく数寄者窯の可能性も試算されているが不明な点が多い。
轆轤により形成されており灰白色の陶胎で鉄釉、黒釉、飴釉などの作品が中心となり、茶碗では天目、碗型が多数を占め高台が大きいのが特徴。


落 款 ・ 印 章