丹波焼

丹波焼
Tanba Yaki

陶磁窯

( )〜 ( )


兵庫県篠山市を中心とした焼き物で日本六古窯の一つ。
備前焼 などと同じく平安時代の須恵器が同地で発展し始めは生活雑器や農機具などを製作していたが江戸時代初期の茶人小堀遠州の出現により茶陶に変化し多くの茶人に好まれた。
当初は土味も備前とよく似て赤土で釉薬を使用せずに焼き〆を中心とした壺等を穴窯により制作していたが慶長年間(1611〜)に朝鮮の登り窯を導入、また丹波焼独特の蹴りロクロといった(左回転のロクロ)技術を創始し江戸中期以降、直作( 正元直作 )、一房、花遊、一此ら名工を排出した。
昭和53年に国から伝統工芸品の指定を受けている。


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