作家资料
BIOGRAPHY【出身地・師系】京都出身/宮川長造(父)、大雅堂義亮(日本画)【所属・任】帝室技芸員【主な受賞】パリ万博金賞、ウィーン万博名誉金牌など【略歴・作風など】京都の宮川長造の四男として生まれ当初、父の後は兄の長平が継いでいたが早逝したために19歳の頃に兄の家族を引き取って家督を襲名、絵画を双林寺の大雅堂義亮を師として習い1868年には父の後を継いで虫明窯の陶技指導に岡山に赴いている。また明治4(1971)年には陶磁器の海外輸出を目指し横浜に開窯(以降横浜焼、横浜真葛焼などと称される)して高浮彫、色絵、薩摩風錦手、青磁、染付、釉下彩など色絵付けと立体造形力に秀でた作品を展開。さらに6年のウィーン万博で名誉金牌、11年のパリ万博金賞をフィラデルフィア、翌年シドニー、13年メルボルンの各万博で受賞を重ね「MAKUZUWARE」は輸出用陶磁器の世界でも特別な名声とポジションを獲得、同時に香山の名も単なる陶工ではなく、世界的芸術家的存在として認識されるようになる。また、29年には帝室技芸員を拝命。作品には上記の華やかで科学的釉薬を駆使した海外向け作品のほか陶器、磁器を問わず茶器などの茶陶や盆栽鉢などにも秀作が残り製作範囲の幅は広い。印譜は下記のほか多種。「虫明」印は、虫明に技術指導に行った作品のみに使用され小判型「真葛」印と2種同時に押されている。また、書印「真葛香山」について、初代と2代以降の違いは、初代のみ真葛の「葛」の「ヒ」が下に長く伸びない。2代以降は伸びて書印されている。現在のところ贋物も比較的少ないが、作行によって価格に大きな差があるので、代表作〜香合程度の物の差を把握する必要がある。〔市場評価〕★★★★〔美年鑑評価〕750万